対人関係発達支援法 体験記ー1年半後ー
RDIを始めて1年半がたちました。
確か・・・RDIを始めてすぐに先生からキーワードを尋ねられ、なんだかよくわからなかった私は、『いつの間にかの魔法』と答えました。まわりが教えたことではなく息子自身が成長を重ねいつの間にか成長している、そんな風になってほしいと願っていましたので。
1年半たった今、その魔法が少しずつですがかかってきているように思えます。
最近嬉しかったことは風船バレーが楽しくなったことです。今までの風船バレーは、全くパスが続かず、息子は相手のとりにくいところに風船を投げて喜んでいて、一緒にやっていても少しも楽しくありませんでした。
でも今は、パスが長く続いて盛り上がったり、落ちそうになってギャーギャー騒いだりと一つのことを一緒に楽しんでいます。
キャッチボールも少し上達しました。
以前は私だけにやる気があり、息子は棒立ち状態。ひどいときは私が投げて、息子が捕りそこない、私が拾いに行く。そんな感じでした。
今は、技術はまだまだですが、一応私の捕りやすいところにボールを投げてくれますし、いくよ、いいよと目で合図もします。私が息子を見ていないときでも「ちゃんとこっち見て」とジェスチャーを使ったり手でポンポンとしてくれます。
そして少しですが息子のやる気がUPしました。
出来ないこと、興味のないことはやらない。
2年生までは見事なまでにこれを貫いていました。
学校の先生も私たち両親も手を焼いていましたが、5年生の今、「やらない」という言葉はかなり減ってきました。
運動会でやる組体操も頑張っています。腕も細く腕力もないのでまだ倒立が上手にできません。でも、毎日コツコツと練習しています。(無理やりやらせているわけじゃないです)
それから、私が息子を信じる事が少しずつできるようになってきました。
学校で何か問題が起こると真っ先に「息子が原因だろうな・・・」
お友達が文句を言っていたら「息子が絡んでいるんだろうな・・・」
学校から電話が来るたび「息子のことに違いない・・・」このような経験を重ねていたので、いつしか息子を信じることができなくなっていました。
でも、最近は息子を疑うことが減りました。
とんでもなくひどい行動はしないだろうなと信じられるようになりました。
普通の子に比べたらまだまだまだまだまだまだ・・・・・ですが。
息子に対しての心配事が少し減ったことは、私の社会復帰にもつながりました。今までは精神的にも肉体的にも時間的にも働くことなんて思いもしなかったのですが、息子の成長とともに私自身に少しゆとりが生まれ、社会に出て働く意欲が湧いてきました。今、週に数回、2~3時間程度の仕事をしています。
しかし、私が働いたことで、いろいろ問題も起きました。
夏休み中も少ないけれど仕事があり、息子と妹に留守番をさせていました。
普段はスクリーンタイムを減らして生活しているのですが、私がいないことをいいことに二人はテレビ、ビデオ、ゲーム、ネットをこっそり楽しんでいたようです。
また、あるときは、ノートを買いに行くおつかいを頼んだら家のお金をこっそり持っていき紙粘土を3個も買ってきました。
それに気が付いた私が、子どもたちを問いただすと、「紙粘土が机の引き出しの奥に入っていたんだ」とバレバレのうそをついていました。
その時は「お母さんは本当に悲しいよ。あなたたちにそんなことをさせるために働きに言っているんじゃない!」と激怒してしまいました。
問題行動もまだ続いています。
単なる「知りたかったから」という理由で私のクレンジングオイルに水を混ぜ入れたり、湿度計を水に入れようとしたり、花火の火で葉っぱを燃やそうとしたり。普通だったらどうなるだろうと想像はするけど、危険だから、壊れちゃうと困るから、迷惑かけちゃうから、誰かが怒るから、困るからなど様々な理由で留まれると思うのですが、そういうところがまだまだできません。
テレビで顔を触ると皮膚によくないと聞くと、過剰なまでに顔を手で触らなくなり、私が使う量の5倍くらいの洗顔フォームをモコモコに泡立て、少しも手が顔に触れないような洗顔をするようになりました。ものごとには限度があり、一緒に生活していているので見ているだけでイライラします。時間、洗顔料、手間・・・ほんとに無駄です。
そして自分がこうと決めたことは他の人の意見をなかなか取り入れることができません。
家庭科でゆで卵を作りましたが、息子は我流を貫き班のお友達に迷惑をかけました。
やりっぱなしが多く、忘れ物や無くしものもなかなか減りません。
特定のお友達はまだできません。
他にもいろいろ・・・。
RDIを始めて1年半、成長したなと感じたり、あれれ、前に戻っちゃってると落胆したり、3歩進んで2歩下がるみたいな状態ですが、ちょっとずつは成長しています。RDIを取り入れての生活は大変な面もありますが、いつの間にか普通になった!と思うためにも長い目でこれからもがんばっていきたいと思います。
H24年9月
PYC子育てラボのウェブサイトへようこそ!
当セラピールームでは
以下のようなご相談を
①ご両親
②聴覚過敏(聴覚処理障害含むAPD/APD/Lid・触覚過敏などあり、もしかしたらグレーゾーン?と感じる思春期〜成人の方
③本来のエネルギー・やる気・集中力・あきらめない力(レジリエンス)が色々な治療をしてもどうしても回復できていない感じがする当事者、その保護者、成人の方
...例えば cPTSD, mTBI, 軽度外傷性脳損傷
からよく受けます。
<よく聞く心配ごとTOP6>
どんなことに悩んでいらっしゃいますか。よろしければ一度お話にいらしてみませんか?
アメリカでのトレーニングを取り入れ実践し、日本の心療内科で20年以上の経験を持つ臨床心理士が、最適なケアをご提案します。
・発達障害・自閉症(自閉症スペクトラム症)について詳しく知りたい方:
・コミュニケーションが苦手な子供のために家庭で保護者ができることを知りたい方:
→「オンライン対人関係発達支援セミナー」▷2022年「コミ力©︎基礎セミナー」
・当ルームのサービスの流れや特長を知りたい方:
・当カウンセラーのプロフィールや考えを知りたい方:
・ Polyvagal 理論・Safe & Sound Protocollについて知りたい方:
→「Polyvagal理論とは」「SSP: Safe & Sound Protocol」
・バイオメディカル「身体がちゃんと機能するところから整えましょう!」に関心がある方:
3月になりましたね!
PYC子育てラボ 臨床心理士・公認心理師の菅原です
2017年より、Safe and Sound Protocol, SSPを<お子さん+保護者>だけでなく、中学生〜大学生・成人の方へご利用いただき、高評価をいただいてまいりました。
ただ、基本的な営業体制が平日のため、土日しかお休みがない方にご案内が難しい状況が続いていました。
この3月より、土曜日不定期ではありますが月に1日以上営業日を設定し、ご来談・オンラインセッション共にご利用いただけることとなりました。
そこで念願の
《オンライン・リモートでのSSPグループセッション》
を開始いたします。
Safe and Sound Protocolが効果を上げる条件は2つ前のブログでもご紹介しています。
SSPが効果を上げる3条件をシンプルにすると
の3つです。
そんなわけで、身体や感覚の違いに気づく「目安」や「きっかけ」は
こちらからも常に提案しますが、
どの部分が「これ!」とフィットするか、みんな一人一人異なります。
神経システムは違うんだから当たり前です。
個別の8週プログラムでフィットする内容やペースを探すのが本来一番です。
そんな中、これまでも
・マインドフルネス・瞑想法・メディテーション・ヨガ・リストラティヴヨガ...
・ソマティック・エクスペリエンシング SE, TRE、ボディコネクトセラピー、IFS...
の知恵をもらって、
あるいは
そのプラクティショナー・トレーナー・コーチの方が弊社でのSSPを経験、
ダイレクトなフィードバックを山ほど与えてくださり
SSPを生活に取り入れて、どう「身体の声を聞く」体験とその軸を保つか、コツが見えてきました。
そうなんです「お身体に注意を向ける」何か共通なものを
として、オンラインのSSPグループができる。
その「何か」をコラボさせる企画です。
第一弾コラボ企画は「SSP+ずぼらヨガ」
「ずぼらヨガ」ご存じでしょうか??
心療内科のデイケアや、SSP個別サポート
(もう2年以上、週2回程度SSPを聴きつつ、内科の病や消化器系の不調を治してきた方がいます)
など、SSPを紹介する前から、もしかするともう4年くらい?
たくさんこの「ずぼらヨガ」の助けを借りて
「おおっ、ちょっと体が違うかも」
という声を引き出してまいりました。
<このブログのまとめ>
成人の方がSSPを体験するためには
「サウンドセラピー8週プログラム」に加え
個々のニーズに合わせた体験が可能となります
PYC子育てラボ(発達支援セラピー・カウンセリング)@piccolo山下公園
〒231-0023
横浜市中区山下町28-2-311
You can choose 'English' from the menu.
WE can stick to what you hope for your child! He or she will definitely be able to see what they'd love to be along the way of growth and development. Ask about what we can do with parents for ASD, ADD, ADHD, SPD, Dyslexia, Dysgraphia, Hyperacusis or other problems when children learn to grow, confident in navigating in a dynamic world.
You can book an initial meeting on Mondays, Tuesdays, Thursdays and Fridays, 9:00 through 17:00. We accept referral from psychiatrists to offer 20 minutes’ free preliminary online meeting on Mondays & Fridays.
Yasuko Sugawara M. Ed.
Counseling Psychology
Safe & Sound Protocol™️ Provider & Unte-iLs Associate
AEDP Therapist
Certified Clinical Psychologist in Japan
PYC Child Development Laboratory
#311 28-2 Yamashita-cho Naka-Ward
Yokohama, Kanagawa
Japan 231-0023