8歳の男の子Aくんのママ(RDI歴3年)より
SSPモニター5日間を終えた直後のレポートです。RDIでは日々の関わりにテーマがあり、意図した関わりをしたところを日記のように報告してもらっています。ママガイドのマインドフルな状態の鋭い観察力がよくわかります
・SSPを実施して最初の2日間は特に変化は感じなかったのですが、3日目に叔母さん宅で神経衰弱やババ抜きを3人でやっていたとき、余裕感がでてきた?ゲームの流れを楽しめるようになったこと、時に自分が負けても相手にとらせてあげて喜んでもらいたいという気持ちが出てきていて、ずいぶん寛容になったなあと感心しました。また、ババ抜きで相手に自分のババを抜かせるとき、素直な性格からかつい手元のババを見てしまうので、いつも相手がその視線に気づいてババを抜いてもらえず負けてしまいます。その心理ゲームはまだ理解できていないようですが、今回、私の持っているババを引きたくないと思った彼は、叔母さんと視線で会話してババの位置を推定し、見事ママを負かしてくれました。
(非言語チャンネル、特に視線の伸び・気持ちの落ち着き)
・叔母さん宅をおいとまするとき、いつもならママに言われてバイバイするくらいでしたが、今回、お別れの挨拶で何と号泣(!)していたのでびっくりしました。また帰り道、高速道路や一般道を複数利用したのですが、いつもは高速だとわかる程度でコースにはあまり関心がないのですが、いまどこを走っているか、どこから高速に乗るのかと質問したり、こっちのコースが早いねとか感想を言っていました。帰宅後は、いつも「楽しかったね」と繰り返し話すのですが、今回は次にいつ遊びにいくかをカレンダーをめくりながらママと具体的に相談して日にちにマークをつけ、待ちきれないから今度は叔母さんにきてもらおうかと話して満足していました。
(感情表現の豊かさ、注意、情報処理の変化、見通しを持ち先を考える)
・5日目、リスニングのお供で実施したパズルの集中力にはちょっと驚きました。もともとレゴはよく作っていましたが、うまくいかないとかんしゃくを起こしてイライラで落ち着きなくなったりしていました。今回、なかなかピースが見つからず考えこんでいましたが、いらいらすることもなく、淡々と作っていたのには感心しました。終盤では「もうすぐできるよ」「あとちょっとだよ」と教えてくれ、出来上がった時は何度も「よかったーできたよ」と嬉しそうに話していました。
(精神状態の落ち着き→集中力アップ)
・ママと一緒の行動時、相手に対しマインドフルになっている言動がいくつかありました。スーパーでママが買おうとしているものに視線が向いているので会話がしやすかったり、言わなくても察して荷物を持ってくれたり、周辺情報に対し、アンテナが以前より高くなっているように感じました。
(共同注意 Joint Attentionの変化、周囲への気づき)
・ママの顔にほくろがあり、最近急成長して大きくなったのをママが気にしているのですが、一緒にお風呂に入っているとき「ほくろ大丈夫?」と子どもがママに聞いてくれたことから話題もふくらんで、いつからほくろができたの?とか、手術でとってしまったらどうなるか、このまま大きくなって爆発するかも、大出血するかも、顔中ほくろだらけになる。。等々色々想像しておもしろくなりました。
(想像力、考えを出し合う経験共有の豊かさ)
・夜、月が出ているのに気がつき、ベランダに出て「きれいだなあ。。。」と独り言を言い、小さい望遠鏡を持ち出して根気よく一生懸命探していました。以前なら見えないのですぐあきらめたのが、この日はかんしゃくをおこさずママと一緒に焦点を合わせて月を探しました。すると、月をながめていた子どもが「月ってもしかして動いてる?」ときいてきました。月が揺れて見えることや公転している話になり、明日も見よう、早起きして空とか雲を見るよと宣言していました。翌日も、その翌日も曇りで見れませんが、「今日は見れないね」と毎晩子どもから月の話をしてくるあたりは、記憶のつながりを感じます。
(感情の揺れが小さくなる・日々の記憶のつながり、自律神経の調整)
・5日目のパパ勉強は頭が回転している様子が見られました。自分が何を勉強しているのかわかっているように見えました。パパはご満悦でした。。。
(集中できる)
・明日の準備や自主勉強で、いつもなら集中が切れてぼんやりしたり手が止まってしまったり、目に止まったものに気が散ってしまうのですが、集中が少し続いている様子が見られ、時間はかかりますが途中で追加の声かけをしなくても自分で気づいてやり遂げているのがわかりました。
また、音読しなさいと指示があってから、すぐにやらずに時間を空けても、思い出して実行できる場面がありました。
(やっていたことに戻る集中力)
・ちょっとした出来事に対して気持ちの揺れが以前より小さくなった気がします。いまだに日記は1人では満足に書けないので、ママがつきっきりで指示して大騒ぎして書かせているのですが、以前であればすぐに集中がとぎれてしまい、かんしゃくをおこしていたことも、少しがんばりがきくようになり、字を直されても絵日記の絵も以前より描き込んでいい絵になったりしています。しかし昨日、学童でからかわれたと思い下級生を蹴ったそうです。からかわれるのはとても嫌なツボのようで、さすがに何から何まで改善されるわけではないでしょうが。
(気持ちの揺れが小さくなる、集中力の変化)
・視線がよく合うようになったという感じはしないのですが、たまにママをじーーっと見ています。「どうしたの?」と尋ねますが黙っているので、ママもじーーっと見つめますがまだこっちを見ています。
(周囲への注意が変わる、特に視線の変化)
・自分のスケジュールに対し以前より少し意識が向くようになっていると思いました。また、自分のやった宿題を見なおして、汚い字を消しゴムで消して描き直すといったふりかえりにも意識がいく場面がありました。
(情報処理の変化、自分の周囲への注意の向け方)
・お風呂場で水のぽたぽた落ちる音と、チューチューという小さい何か空気が抜けるような音がして、はっとして2人で目を見合わせました。変な音だったので2人でおかしくなってふふふと笑いました。ママは、「シャワーかな。。排水溝かな。。」と考えながらきょろきょろしていたところ、子どももそれに気づいたようできょろきょろしました。「・・何の音だろうね」と尋ねると「わからないねえ」との答え。「多分、ねずみがいるんだよ」とカマをかけてみたところ、「え?」というちょっとびっくりした表情で一瞬考えて「ねずみじゃないよ。だってねずみは水に近寄らないもん」と答えたので「あ、そうですか。。」と予想外の答えにママがびっくりして黙りました。。
(一緒に連想をふくらませる、想像)
すごい変化ですよね!感情の共有、コミュニケーション、脳の実行機能、集中力。。。たぶんこんな風に意図的にこちらがすればこう響く、という予想が立ちやすくなりました。マインドフルな判断、自分や人との関わり、ダイナミックな知性を伸ばすのに、ガイド側の見通しが楽になり、さらなる進歩へ向けて取り組んでいるところです。
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昨年まで、成人のクライアント様のご依頼は、専門家のご紹介を基本的な条件としてお受けしてまいりました。今後は、ご本人のご希望によりサポートやモニターの有無を選んでいただいて、Safe & Sound Protocol™️を含めたサウンドセラピーの要素と神経システムサポートを成人の方へオープンにご提供します。
【ご注意ください】
*1 体験4週間に含まれるエントリー面談・フォローアップ50分を来室セッションでご利用される場合には専門家のご紹介他の条件があります。
*2 「Safe & Sound Protocol™️だけで症状を改善するものではありません」
『Less is more』少し(ずつ)の方が収穫が大きい、
いずれも開発者ポージェス博士の言葉です。
チャットやメールでペースをモニターしながら必ず
・呼吸・神経エクササイズ
・他のサウンドセラピーのツール・補強
・セルフケアの要点
・相互調整 co-regulationとなる活動提案
などのサポートを加えて進めます。
*3 以下の傾向にある方はペースをゆったり設定します
こういったケースも追加サポートを加えることで
大きな変化・効果がありました。
追加のサポートとして、より慎重なペースづくりと追加セッションが必須です。
エントリー面談の体験を経て、計画をゆったりめにし、
チャットなどでSSPほかの取り組み経過をモニターしながら
ペースを調整します。
フォローアップとなる面談を少なくとも3回追加することを前提とします。
(来談・オンライン共に可能です)
特に、トラウマケアはチャットやメールのサポートでは行うことができないからです。
上の4つに該当する方は:
体験4週間+少なくとも 70分セッション3回(別料金)のサポートを前提とする
ことをご了承いただき、必ず予約フォームのメッセージ欄にてお知らせください。
また、双極性障害の診断がある方は主治医にご相談の上で、ご連絡をお願いいたします。
理由は:
これまで、トラウマケアの専門家(Somatic Experiencing Practitioner ほか、日米共通)の方でも
体験4週間で自己調整が難しくなり追加セッション(SSP+AEDP/SEGANモデル)が必要なケースが
ここ数年出ているからです。
基本的に、ゆったりペース3〜4ヶ月単位での取り組み(SSP+サポート)の計画を立てます。
*4 いずれのペースが良さそうか、相談して決めることができます
エントリー面談で体験の上で、どんなペースが良さそうか
途中で変更も可能ですので
フォローアップ面談などで相談しながら進められます。
*5 フォローアップ面談のタイミングは
目安として
のいずれかの時点となります。
フォローアップ面談では、必ずお身体の反応や違いを伺い、
必要なサポートを提案します
PYC子育てラボ(発達障害専門カウンセリングルーム)@piccolo山下公園
〒231-0023
横浜市中区山下町28-2-311
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WE all can stick to what you hope for your child! He or she will definitely be able to see what they'd love to be along the way of growth and development. Ask about what we can do with parents for ASD, ADD, ADHD, SPD, Dyslexia, Dysgraphia, Hyperacusis or other problems when children learn to grow, confident in navigating in a dynamic world.
You can book an initial meeting on Mondays, Tuesdays, Thursdays and Fridays, 9:00 through 17:00. We offer 15 minutes’ free preliminary online meeting on Mondays & Fridays.
Yasuko Sugawara M. Ed.
Counseling Psychology
Safe & Sound Protocol™️ Provider & iLs Associate
AEDP Therapist
Certified Clinical Psychologist in Japan
PYC Child Development Laboratory
28-2 Yamashita-cho Naka-Ward
Yokohama, Kanagawa
Japan 231-0023