RDI とは

〈こどもの発達段階分析+大人の接し方コーチング〉

RDI®(Relationship Development Intervention)プログラム

1990年代アメリカで開発された対人関係発達支援プログラム

 

「脳の可塑性」=刺激により脳は変化する、という考え方を基にしています。

 

つまり、どんな経験をしていくか、で脳の神経回路のつながりや動きは変わる、ということです。

 

早くから自閉症の脳の特徴として神経回路のつながりが少ないというデータは出てきていました。が、それを変えていくことで自閉症を改善できる、と考えています。

 

「自閉症は脳の障害だから良くならない」という考え方には真っ向反対です。

つい10年前でも、おそらく今でも、日本のどこかでそんな主張はあります。

 

20年以上が経過した今年2022年。

 

実際に、弊社の参加してきたた臨床研究データで

 

脳の障害説を完全にくつがえすqEEGデータ

があります。

 

<SSP1か月+Neurofeedback3か月>

 

4か月後、データ画像上で脳の異常部分(ASD, ADHD, OCD 特性 etc..)はすっかり消滅しています。

 

(実は、SSPなく、同じNeurofeedbackを3ヶ月やっても変化がなかったのです)

 

社会的な行動も改善。

 

登校し、友達と遊ぶ。

 

ただ、発言は

 

「どうして僕に告白してくる人がいないんだろう」

 

…この発言だけで

 

「告白」を知っている実際の年齢、

一般的な知的発達に対し、

 

対人関係認知の発達段階が6-8歳くらいかな?

ということがわかります。

 

この対人関係認知の発達過程は、

人との関わりを経験する中で形成されるので

 

「教える」ことができません。

 

概念や言葉だけで、

 

誰かが大好き、嬉しい、嫌い、傷つく

自分と相手の気持ちが違う、ということを

理解することはできません。

 

 

最近、「コミ力セミナー」で、この状態を「浦島太郎」と表現して取り組みました。

 

人とのやりとりが噛み合う生活経験、気持ちが繋がる感情の記憶

 

などが伴わないまま年月が過ぎ、

 

突然、

まるで違う世界に飛び込んだように

 

知らなかったこと

気づかなかったことが

 

Safe & Sound Protocolほかサウンドセラピーを経て

 

・見える

・聞こえる

・わかる

・人と過ごせる

 

さて、これから失われた◯年分の感情とやりとりの経験を重ねて対人関係認知を育てる出発点に立つ

 

という意味です

 

 

  

 

      

コミ力©︎とは?

PYC子育てラボでは、以下の2段階の介入で、お子さんの対人関係力=コミ力©︎を伸ばす保護者の取り組みを応援します。

 

「対人関係発達支援セミナー」=「コミ力©︎基礎セミナー

<ペアレントセミナー>

 

基礎理論→お子さんとの日々の中での取り組み→話し合い・フィードバック→次の取り組みポイントへ

(zoomオンラインセミナー✖️5回)

 

「コミ力©︎コーチング」

<保護者への個別コンサル>

  • 家庭で保護者がどこに注目するか?
  • お子さんのコミュニケーションをどうガイドするか?
  • どんな接点のある活動とその時の接し方が、次の成長につながるか?
  • 対人関係発達・成長の目安・目標を立てる

(チャットサポート+月1回程度のセッション✖️3〜6回)

 

①のセミナーでの試みからの学びをもとに、さらに子供でも大人でも、より自分自身のことに気づき、周囲の人と関係をうまく築いていけるよう、ガイドするプログラムとなっています。

 

Safe & Sound Protocol™️で内受容覚が目覚めると、お子さんだけでなくお母さんもとても取り組みがスムーズで、感情への気づきが生まれ、コミ力コーチングが効果的に働きます。

 


コミ力©︎とは

誰かと関わり、関係を築く中で、SELF自分らしさ「自分はこれでいいんだ」を育てる原動力

例えば、よくある心配事で、

「コミュニケーションがやり取りにならない」

「おうむがえし」

があります。

 

何を感じて何を考えて相手に応えるか、という内側が育っていないのに、「言葉のやりとり」が起こることを期待してもどうか?

 

「こう言えばいいんだよ」と教え込むと

本当にコミュニケーションになる言葉が出てくるのか?

 

言葉が出るようになる前に、

 

遙か以前の、赤ちゃんが胎内にいるときから育っている

 

「音」「響き」「リズム」ほかの感覚が育つおかげで

 

生まれてから以降も、何百万回もの感覚経験と接点・やりとりの積み重ねの末に言葉が出てくるのに...

 

言葉だけを教えるのはちょっとなあ…

 

途中を飛ばさず、

その過程がどうなっているか、見てあげてはどうか、という考え方です。

 

この表のように、

 

・「ことば」を支える、非言語的な情報を受け取り、感じて、相手へ受け取ったボールを返す、ということがコミュニケーションの本質では? 

 

・「ことば」を教えても、お顔の表情で気持ちがつながれる感覚がないままだとしたらどこか片手落ちでは?

 

氷山の一角のような「言葉」だけを教えても、中身=内側の心や自分や相手を理解する仕組みが育ってこないのはどうか?という考え方です。

 

15年以上発達障害、学習障害のあるお子さんについて、取り組んできました。

 

2022年の時点の結論として、コミ力は、バイオメディカル・サウンドセラピーでお子さんの体の調子が整えた上で

周囲のおとなの取り組みで、本来の経験を重ね、エピソード記憶を持って伸ばすことができる、その人が自分らしさってなんだ、

ということをつかみ、生きていきたい、という方向を見つけて応援できる

 

ということです。 

 

 

<一般的な発達障害への考え方とのさらなる違い>

 

自閉症スペクトラム障害には、広汎性発達障害、自閉症、アスペルガー症候群、高機能自閉症といった診断名が含まれています。知能や言葉の遅れとは関係なく柔軟なものの考え方が苦手で人との関係がうまくやっていけないことを主たる問題として抱えています。

 

知能検査では測れない部分です。障害として受け取って、その人を受け入れましょう、という福祉政策が世の中の基本にあり、確かに理解とサポートはありがたいです。本人には全く悪気はないのですから。

 

ただ

 

例えば...人とのやりとりがうまく起こらない、

 

ということがどれだけの大きな影響があるか。

 

日々の生活の中では周囲の変化や新しい場面に対応できないことに現れたりします。

 

人とのやりとりで起こる、人の視点を借りるということができない結果、人から見て自分はどう映るのか、に気づくことができないため、自分についての理解、意識を形成することができないのです。

 

具体的には、よくわからない、不安な場面では、他の人がどんな表情をしているか、見て自分の中も参照する、他の人と目を見かわすことなどで自分が落ち着く、ということができないため、とても不安になり、逃げ出したくなったりします。

 

 

 

 

ASD, ADDを抱える方をどうサポートするか、キーとなる考え方は「ダイナミックな知性」です。

 

一般的な検査で測る「知性」とは違うのですが、その両方の知性がバランス良くその人らしさを育むことになるのです。

 

 

 

<ダイナミックな知性とは>

 

知識や数、概念の操作、抽象的な理解の指標となる知性(いわゆるIQ, スタティックな知性)とは異なります。ダイナミックな知性に関係するのは以下のようなことです。

 

-動機・やる気:新しいことを試してみたい、知りたい、成長したいと思える

 

-経験共有のコミュニケーション:感じていることや考えを言葉や言葉以外のチャンネルで人と共有できる、相手の気持ちを知りたいと思う、共感できる、人と協力する楽しさがわかる

 

-感情の調整:親子間での感情の共有経験をベースに、人と気持ちが通う感じを自分の安心感の源にできる、自分の感情に気づいてうまく付き合える、パニックになりにくくなる、パニックになっても早めに落ち着けるようになる

 

-エピソード記憶:自分の過去の経験を思い出し、失敗から学び次のチャンスに生かす、自信にする

 

-注意の転換:最初やろうとしていたことを、他のことに気をとられることなく最後まで取り組める(一般に言う集中力の一種)、逆に、必要なタイミングで次のことに注意を向ける転換ができる、どんどん変化していく状況、場面、周囲の人たちの様子などに気づき、状況判断につなげられる、場に適応できる

 

統合的な情報処理を伴う認知機能:複数の視点、条件から見て考えたり、いくつもの問題が重なった時にも落ち着いて自分なりの判断ができる

 

-柔軟な思考:白か黒かのどちらかしかない、ではない、その時々の状況や相手に応じて「ちょうどよい」まずまずの判断ができる

 

-創造的な問題解決力:困った問題が起こってもあきらめて投げ出さず、自分なりに問題の解決をしようとする

 

 

人生の中でマイナスの記憶ばかりが強く残り、落ち込みやすい、自分を元気づけて前に進むのが辛い、という特徴を自覚する、大人のASDの方には、自分に必要なのはそういうことなのか、と納得できると思います。