SSP,  Safe and Sound Protocol とは

 

ポージェス博士が iLs 統合リスニングシステムとのコラボで、40年にわたる臨床研究の末に実用化しました。研究段階ではリスニング・プロジェクト・プロトコル(Listening Project Protocol, LPP)と呼ばれていました。

 

ストレス、不安、聴覚過敏、注意力の不足、感情・行動の調整、トラウマ、コミュニケーションの弱さ、人の声への集中力に大きな効果があります。

 

Update!

Safe & Sound Protocol™️は、2020年からスマホに配信して聴くアプリとなっています。2020年秋より、準備とフォローのプログラムが加わり、3段階7種類の構成となりました。

 

・SSP Connect ...準備となる音楽3種

・SSP Core ...ヘッドフォンで聴く臨床研究プログラム2種

・SSP Balance ...Coreのフォローアップ2種

 

と、準備となる Connect, フォローアップとなるBalanceの3種類、新しい構成となっています。それぞれの特徴を試してみて、SSPだけでなく他の介入も試しつつ、少しずつ身体の感覚に馴染むペースや量・追加する活動を調整しながら始めていただくことが可能になっています

 

 

それぞれのプログラムを聞いた時のお体の反応は、誰一人として神経システムは同じではないので、人によって本当に違うのです。

 

聴いた時のお身体の感じをセラピストに共有してもらうことで、どこに反応が出ているかたどりながら進めます。

 

SSP Connect...お身体の生理的な状態への気づき⇄自己調整

 

SSP Core...気づき⇄自己調整⇄相互循環

 

SSP Balance...相互循環⇄自己調整がさらにつながる

 

 

SSP Coreは人間の声の周波数の聴覚処理を調整する 

 

横軸が周波数、縦軸が音の大きさデシベルのグラフです。

真ん中の○がSSPがターゲットとする範囲を示しています。一番大きな外側の線が可聴な範囲、次の範囲が音楽、次が発話、SSPがターゲットとする範囲の順に小さい輪となっています。

 

SSPは、中耳の筋肉を鍛え、この真ん中の○の範囲に耳をチューニングする機能があります。 

ポリヴェーガル理論とその基礎研究から

 

 SSPの作用する、脳神経VII (顔面神経)が人の声への集中を助け不要な周波数をカット、脳神経X (迷走神経) が自律神経を調整し、身体・感情の落ち着きをもたらします

 

自律神経、迷走神経複合体のつながりと中耳やその周辺の関わりについては多くの研究がなされており、身体的な変化、例えば心拍変動との SSP の介入後の変化が複数の研究で検証されています。

 

日本では

 

2018年 岡山大学医学部附属病院 (臨床研究情報ポータルサイトのリンク

 

2020年 国立成育医療研究センター(臨床研究情報ポータルサイトのリンク)

 

で臨床研究が行われ、論文執筆中です。まだ出版されていませんが、内容はこちらからご覧ください。 

 

SSPを聞けばそれで良い...?

 

SSP,  Safe and Sound Protocol を色々な介入を始める前にお勧めしています

 

Coreと呼ばれる元々のSSPは60分✖️5回1セットとするプログラムです。

 

ゆったり静かな環境で音楽を聴くことで、人の声の周波数の範囲外に注意を奪われることが減り、また、耳=この場合の神経が過敏になってつらい周波数帯を遮断できる(耳の仕組みには不要な音の大きさを抑える機能が本来あります)ようになります。人の声の周波数に注意が向けやすくなるものです。

 

元々は60分のプログラムを5日間聴く、連続の5日間設定で臨床研究が行われました。

 

 

Safe & Sound Protocol™️が効果をもたらす条件

by courtesy of Samar Singha, PhD

 

 

 

ただの音楽なのに、なぜか聴くのが辛いという大人の方がいます。聴覚過敏・触覚過敏が少しでもある時に多いのは、ヘッドフォンが嫌で聞けない、というお子さんの場合です。

 

そういった状況に対して、いろいろな工夫・対策を講じて2017年からSSPを取り入れてきました。

 

2020年秋からサウンドセラピーの作用機序から考えても効果があるのは当たり前...と確認して、SSPと組み合わせて一体化してご提供しています。

 

その準備部分こそが自律神経系への介入で、試してくださったクライアントさんの感覚に違いが感じられ、明確に生理的な変化などになって現れます。

 

・呼吸と心拍(→心拍変動)と他の生理学的測定を加えた研究結果

例えば2、3分のリスニングの途中やリスニング終了後、あるいは翌日も、知覚・感覚・心拍、血中二酸化炭素濃度に大きく変化が起こる場合があります。

 

お子さんでも、成人の方でも、ご本人の自覚があまりなくてご家族から見て明らかな場合が多いです。一方、ほんの少し数秒試すだけで、あ、顔のここの筋肉に違いを感じる、などコメントされる成人の方もいます。

 

無意識の領域のことなので気づきにくいのが当然です。ですが、セラピストのモニターに沿って、少しの違いへの気づきが生まれるのが、他に例のないSSPの特徴です。

 

・SSPを開発したiLs 統合リスニングシステム+相互循環のエクササイズ

(Dreampad含む骨導の音楽や感覚運動、特に前庭や重圧覚からの刺激)

 

・サウンドセラピーの祖、トマティスの理論に基づく「声」を使うエクササイズ

 

を取り入れて、この準備の時期を丁寧に行うと、大人でも子供でも明らかに睡眠・感覚処理・感情・行動の様子が違ってきます。

 

上の表はSSP Core ではなく、SSP Coreを聴く前の準備段階で入眠時に、準備となる音楽を聴いたときの横隔膜周辺の様子=呼吸のリズムや深さ、を観察したデータです。

 

左上:聴く前

右上:聴いている間

下:聞き終わって1時間後

 

の呼吸の様子です。

 

私自身も実験台になっているので測定データがあります。この準備の介入(呼吸や身体・感覚アプローチ、迷走神経複合体のつながりを生かすもの)呼吸リズム・横隔膜の動く呼吸の改善は1日後になっても維持されていました。

また、上のようなSSP Coreを聞いている日毎の変化も2019年には報告されています。

姿勢・表情の変化と呼吸の様子や心拍、心拍変動の変化とも見比べられるデータとなっています。

この研究報告を受けて、日本でもお顔の表情や声のトーン、話し方、あるいは粗大運動の様子などをビデオに撮って比較しています。

🔶ペースを決めるには必ず個別に準備と判断が必要

 

以上のように、色々な年齢の方、困りごとや目標により、少しずつ試していただき経過を 1、2年後までフォローアップを続けた結果、続けて5日聴くのが必ずしもベストというわけではないことがわかってきたのです。

 

準備となる音楽を聴いてみて、感じたことを話し合いながら先へ進めます。「身体の声を聴く」ことが最初の大事なステップです。

 

1日15〜20分を1日おきに聞く、1週間に1度5分ずつ聞く、60分のセッションの中で30分聴く、など、聴くときにどんなことをしながら過ごすのか、同室で誰が見守り、どんな活動を一緒にするのか、内容・時間の長さによっても変化や気づき、神経システムへの定着が異なります。

 

お子さんの場合はもちろん、13歳以上の方がリスニングする場合でも、同室で必ずどなたかと過ごす・モニターすることが原則です。

 

 

 

🔶音楽を聞く設定と活動の条件

 

成人の場合、準備の音楽をリスニングしている段階から身体や感覚にどう響くか、音楽の受け入れの様子はどうか、など細かにセラピストが聞き取り、相互循環・相互調整 co-regulationをとりつつ、モニターした上で、Connect, Core, Balance共にペースを調整し、効果や変化を確認しながら進めます。

 

SSPを導入した初期のお子さんの様子をお母さんがモニターした詳細な体験記はこちらから。

 

2018年からお子さんに聞いてもらう前にお母様から、次にお子さん、そのうちお父さんにも。。などご家族丸ごとケアする試みを続けております。その家族丸ごとの場合の効果の違いもエントリー面談などでご説明しています。

 

本当に驚くほど、近くにいる大人が良い呼吸ができ気持ちが安心しているだけで、SSPの効果が違うのです。その経験をインタビューで語ってくださっているブログもあります。

 

 

 

ことばや発達の遅れのあるお子さん、不安が強いお子さんに一貫して大きな効果が出ていますので、まずは体験にお越しください。

 

専門家の治療を受けている方(成人の場合)には、ぜひSSPのことをご理解いただき、連絡を取り合って使ってみていただきたいと思います。現在、主治医、担当カウンセラーからのご紹介を受けてSSPのホームプログラムを検討しています。

 

 

 

     

<料金>

エントリー面談【オンライン70分7,000円】

 

→ホームプログラム手配、セラピーセッションのご予約へ進めます。

 

SSPを含むサウンドセラピー体験4週間プログラム 17,000円〜

 

流れと構成についてはプラン・料金からご覧ください

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SSPパンフレット表
SSPの特徴、使い方について
SSPleaflet-1.pdf
PDFファイル 360.1 KB
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SSPパンフレット裏
SSPの開発者について、iLs Focus System の導入前のプログラムとして
SSPleaflet-2.pdf
PDFファイル 360.1 KB