自己調整は相互調整から

 

たとえば、初めての場、幼稚園に行き始めた年少さんの子供さんの場合。

 

まだうまく自分のことをことばで伝えられないからかんしゃくを起こしたり、よく周りをまだ見てないから、何が起こって自分がどうなって。。の経験が記憶になってなくてとにかくイヤイヤになったり。。。ということは、たぶん自分がどんな気持ちだったかもよく分からない感じで。。

 

自分の気持ち「こわい」に気づくどころじゃない、ドキドキしてるんだーなんて気がつけたらなんとかできるかもしれないけど、落ち着かないとそんなの気が付けない。。卵が先か、ニワトリが先か、どっち?

 

  この相互作用を「相互調整」co-regulationと言います。

 

周りを見ることができると、相互作用で「大丈夫」の安心サイクルがきちんと働きますよね。

 

これがたくさん積み重なって、「安心」の上に「新しいことが」「知りたい」好奇心、「やってみたい」「やる気」「成長したい」が出てきます。

ところが「落ち着く」流れが出来てこない時どうする?

 そういう時、迷走神経がうまく働いてもらおう、ということなんです。ポリヴェーガル理論は、この「落ち着く」に関係する迷走神経の働きが明らかとなったことに基づいています。

 

自分の顔の表情とつながる神経と、相手の表情に気がつく神経系へ、声や表情の「安心」「安全」の合図を送ろう、というのが SSP, Safe & Sound Protocol です。神経回路がその合図を感知しやすくする設計で中耳の筋肉を鍛えます。