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Safe & Sound Protocol™️の反応マップ

こんにちは。すっかりブログをご無沙汰しております。自閉症専門カウンセリングルーム、臨床心理士の菅原です。

 

なんと7月が今日で終わってしまうのですね。湿気も多くて曇りか雨の日ばかり。。。調子がなかなか整わず、辛いですね。コロナの状況も厳しく、先が見えない感じが続きます。

 

一方、その間私は何をしていたのかというと...

 

ポリヴェーガル理論てなんなのだろう、ということについて、だいぶシンプルに伝えることができるようになりました。理論に基づき開発された Safe & Sound Protocol™️を実践するうちに、実際体験されたクライアントさんからの声を伺い、整理されてきたのです。

 

ポリヴェーガル理論が提唱する、自律神経システムが「安心」「安全」を感じるための要素は3つあります。

  • 「背景」context:環境や場面、温度、音や空気、周囲にどんな人が何人いるか...ストレスになるものはないだろうか
  • 「選択」choice:そのご本人が自分の意思で「選ぶ」こと、考えたり感じて情報が脳に伝わる前に受け取ってしまう(とポージェス博士が主張する)ニューロセプションが先にあるので、その人がここで、提案に乗れる、ここで過ごしてもいいか、嫌か、選択することができるか
  • 「つながり」:そこにいる人が何も言わないし要求もない、ただ、一緒にいるだけ、で自然つながってしまう(ワイヤレス!)のが人間「ひと」です。対面に勝るものはありませんが、Zoomでも「つながる」工夫、進んできました。

上の図は、Deb Dana によるもので、最新のSSP Digital Facilitation Certificateの研修で使われたイメージです。

 

 このご無沙汰の間、Safe & Sound Protocol™️をリモート配信で、お付き合いの長いクライアントさんの皆様にプロジェクトご参加いただいています。ここまでの呼吸プロファイル関連研究からベストの効果をあげるよう、それぞれの方に合わせた準備とフォローアップを行う形式です。上の図は現在SSPが与える効果について各神経系とのつながりがわかるものです。

 

そしてなんとこの間!日本臨床心理士会新型コロナウイルス対策援助対象に認定されました。

 

疾病への効果・関連研究も進んでいます。

 

SSPのFacebookでここ数年多く、親御さんからの問い合わせが続くのはPANDA、小児自己免疫性の精神神経疾患のお子さんに効果があるのか、ということです。ほかにも遺伝性の疾患、例えばプラダウイリーPWSについては継続した臨床研究が行われています。

 

大人も子供も、試していただくうちに、よくあるのは消化器系の反応。SSPは腹側迷走神経系への刺激、かつその神経伝達はとても早い! 「なんかやだな、学校行くの」となると結構すぐお腹が痛くなる、といった例でもわかる通り、神経システムの反応の中ではとても早いわけです。

消化器システムとの関係で、SSPが効果を挙げている例、上から日本語にすると

 

  • PANDA: 小児自己免疫性精神神経障害
  • トイレトレーニングの問題(排尿・排便の感覚が持てない、内受容覚との関係・お漏らし、おむつが取れない、うんちがトイレではしたくない..etc)
  • カンジダ菌増殖
  • PANS:結節性多発動脈炎
  • 下痢
  • 便秘
  • 胃逆流

 

が上の表の一例となっています。

 

実際、特別日常の生活の中で消化器系が困っているわけではない人も、SSP聴き始め「とっても(健康的に)お腹がすく」「お腹がゆるい」とお腹で感じる大人の方も結構いらっしゃいます。トラウマケアや呼吸のことなどをやりつつ、穏やかに進めると自然と身体のペースに取り込まれて落ち着いて自分のものとなっていくので、心配はありません。

 

現在、SSPのデジタル配信をモニター参加でのご提供を準備しています。専門家の方にはモニター体験と実際に身近な方へ適用してみるプランも企画中です。

 

新規ケース受け入れは専門家の方を含め5月から停止していますが、ご関心がある方はメールでお問い合わせください。順次、準備ができましたらご案内いたします。