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感覚運動の基本

感覚統合→感覚運動の取り入れには

感覚には五感、視覚・聴覚・臭覚・触覚・味覚、の5つがありますよね。

 

iLs 統合リスニングシステムのご紹介パンフレットでも書いていますが、発達の基礎となる感覚(統合)ピラミッドのベース部分を構成する大切な感覚には、この5感と2覚、そこに内受容感覚 Interoception を加えて、8覚と考えています。それぞれが別々に稼働することはありえないことで、一つの動きをするといくつもの感覚に刺激があり、中枢神経系を経由して(例外=臭覚だけが脳に直接刺激が届く)脳へ身体の状態を知らせるフィードバックを伝えます。

前庭系、バランスを司る感覚

赤ちゃんがお腹の中にいるときから既に培っているという、それはそれは大事な、発達・成長の基本となります。わかばの家でも、クリニックでも、出会うお子さんや発達障害を抱える大人はほとんどみんな、この感覚アプローチが「おっっ!」と思う変化のきっかけになっています

固有受容覚、筋肉や関節からの情報

 

内受容覚、内臓など臓器ほかから感じられる感覚 sensations

東京都大田区こども発達支援センターわかばの家で、ご一緒させていただいているS先生からはたくさんのOTの知恵をご教示いただいています。特別な専門家とのセッションで広い空間、OT療育用具がなくても、これはできるかも、どうでしょう、とお尋ねすると、いいんじゃない、と言ってくださるので、嬉しくなってどんどんお尋ねしてしまいます(笑)S先生が寛大に共有してくださっている、たくさんのアイディアもご紹介します。もちろん許可は得てます!

 


わたしのOT引き出し

自分のOT知識の引き出し、として、少しずつブログでもこれから紹介しますね。

 

自身の研修・トレーニングとしては、iLs 統合リスニングシステムでの感覚統合部分が最初です。サウンドセラピーと同時に行うと、目の前で「え!こんなに違うの!」と思う変化が一瞬にして見えたので、驚きの連続でした。感覚運動について必要な基礎知識はマスターし、既に色々なお子さん、大人とも試してきました。

 

実際 iLs Focus System, Voice-proのセッションをやりながら、もっともっと感覚統合について創造的に、楽しめる活動と取り入れたい、同時に理論的な基盤を整えたいので、あちこち研修を検討しました。

 

日本の作業療法士養成課程に入り直す、は現状ムリか。。アメリカのAyres Sensory Integration®のトレーニングもベーシックなコースを試し。。そんなことをしているうちに、iLsのOTからの情報はどんどん入ってきて。。。

 

昨年11月くらいに、アメリカのOTサイトで自宅でミシンがあれば作れるこんな道具、とこんな道具もあるんじゃないか、こんな遊び方はどうか、というのに出会い、即材料買いました!! <感覚運動ブログに続く>